文化・生活

【地図で見る】インドの言語の種類と分布!あなたの行く地域は何語?

ヒンディー語を書く男性

こんにちは、さいのです。

以前はインドの宗教についてまとめましたが、インドは宗教のみならず言語もまた多様です。インドは29もの州と7つの連邦直轄領から成っており、州によって話される言葉もまた違ってきます。

今回は、インドにはどんな言語がありどの地域で話されているのかについてまとめていきたいと思います。

アイキャッチ画像
インドの宗教って?割合・特徴・分布【網羅的にまとめた】インド人が信仰している宗教について、網羅的にまとめました。牛肉を食べないヒンドゥー教徒、豚肉を食べないイスラム教徒、ターバンを巻いているシク教徒などインドには様々な宗教が存在します。それぞれの宗教の割合や国内の分布、特徴を知りたい方向け。...

地図で見るインドの言語一覧

インドの言語地図引用:https://www.mapsofindia.com/culture/indian-languages.html

インドには、22もの公式の言語とその他多数の非公式の言語があると言われています。上の地図は、インド各州の公用語を示したものです。中には、インドの非公式の言語も含まれています。上の写真は英語なので下に日本語で一覧を載せておきます。

インドの言語一覧

※地図の色に合わせて記載をしていますが、実際には異なる可能性があります。例えば、アルナチャル・プラデシュ州ではウィキペディアによると公用語はヒンディー語と英語と書いてあります。トリプラ州は地図の色がマラーティー語になっているんですが、調べてみるとベンガル語とコクバル語と書いてあります…

こうしてみると、ヒンディー語のカバー領域が広いですね。というのもヒンディー語は国の公用語として定められているからなのです。

そしてもう一つ、この地図を見ているとインド北東部への興味がむくむく湧いてきますね…(完全なる主観)インド北東部は7つの州が存在しますが、インド独立時はアッサム州・マニプール州・トリプラ州の3つの州しかなかったそうです。その後民族や言語で州を再構成し徐々に州が増えていきました。

インドの公用語・準公用語

さて、多様な民族と言語が共存する国インドですが、国全体の公用語も定められています。

ヒンディー語

連邦公用語(行政運営を行う上での国の公用語)として、ヒンディー語が定められています。ヒンディー語はこういう文字ですね。

鉄道予約オフィスの入口の看板

インドの中でヒンディー語話者の数は最も多く2011年に行われた国勢調査によると、その数は5億人を超えます。さきほどの地図の中でヒンディー語が公用語とされている州では街中ではヒンディー語が通じるはずです。ただ、街中から田舎に足を踏み入れるとヒンディー語が通じないこともあります。日本のようにみんなが同じレベルの日本語を話すようにはいかないのです。

例えば、私はヒンディー語が公用語とされているラジャスタン州に今いるのですが、田舎の方の人々はマルワーリー語という現地の方言で話すため意味が通じないこともあります。

では、ヒンディー語が州の公用語ではない地域ではヒンディー語は通じるのでしょうか?公用語というだけあって通じる州もあるみたいです。例えば、ムンバイはマラーティー語が公用語とされておりヒンディー語では通じないのかな…と思っていたんですが、インド人に聞くと彼らもヒンディー語は話すよ、まあデリーの人たちほど上手くはないけど…と言っていました。

タミルナードゥ州は、1960年代に起こった反ヒンディー語運動により長らくヒンディー語を話さない州とされてきました。しかし、ヒンディー語圏からの移民やヒンディー語のTV番組の影響で2001年〜2011年の間にヒンディー語話者の人数が50%アップしたそうです。

ヒンディー語
ありがとうはヒンディー語で?インド旅行で使える簡単フレーズ20選!「ありがとう」ってインドで何て言うんだろう…?そんな方向けに、今回は「ありがとう」を始め北インドを旅行する時に使えるヒンディー語のフレーズをまとめました。挨拶からレストランやオートリキシャで使えるフレーズまで集めましたのでぜひ参考にしてみて下さい。...

英語

インドでは、英語は准公用語として定められています。2011年の国勢調査の結果によると、母国語として英語を話す人の数は25万人ほどとされています。ただ、これはネイティブとして話せる人の数なので第2言語や第3言語として英語を話す人なども含めるとその数はインド総人口の10%ほどの約1億2千万人ほどとされています。(参照:Wikipedia

元々インドはイギリスの植民地だったため、英語が公用語として使用されてきました。しかし1947年の独立時に公用語を英語からヒンディー語に連邦公用語が変更されました。

デリーやムンバイなど大都市では、オートリキシャの運転手なども英語が話せたりします。日系企業に勤めている方はよくわかると思いますが、ビジネスの現場では英語を流暢に話す人も多くアメリカ留学帰りのインド人もたくさんいます。

学校で学ぶ子供Photo by pan xiaozhen on Unsplash

多くの私立学校では英語で教育が行われているそうで、逆に現地語が得意ではないという場合もあるみたいです。例えば先日ラジャスタンで知り合った若い女性は、子供の頃から家ではラジャスタンの方言であるマルワーリー語、学校では英語で話していたそうです。なのでヒンディー語は話せはするけどあまり得意ではないと言っていました。

その他インドの主要言語と分布

それでは、続いてヒンディー語・英語以外に国内で多く話されている言語についてみていきます。2011年国勢調査での話者人口TOP5は下記の通りです。

インド言語人口TOP5

ベンガル語

ヒンディー語に次ぐ話者人口がいるとされるのがウェストベンガル州や(トリプラ州)などで公用語とされているベンガル語です。ベンガル語の文字はヒンディー語に似ていますが、もっと丸々っとさせたりカクカクっとさせたりした感じです。笑

ベンガル語の文字引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AB%E8%AA%9E

ベンガル語は、お隣バングラデシュの国語でもありしばしばベンガル語のことを「バングラ」と呼びます。バングラデシュは独立時にもベンガル語を国のアイデンティティとして捉え、西パキスタンがウルドゥー語を進めようとする中ベンガル語を国語として守りきりました。

ヒンディー語やウルドゥー語とは類似点が多く見られます。ベンガル語が良いのは、ヒンディー語と違って男性名詞や女性名詞がないことだと思います…!

マラーティー語

マラーティー語は、マハラシュトラ州で公用語とされている言語です。また、公用語として指定されているのはマハラシュトラ州のみですが、マラーティー語を話す人々は隣接するゴア州・グジャラート州、アンドラ・プラデシュ州などにも多く存在します。

マラーティー語の文字引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E8%AA%9E

マラーティー語の文字はヒンディー語と基本的に同じですが、中にはヒンディー語にはない文字も使用するそうです。

マラーティー語は、女性名詞・男性名詞があり同じ文字を使用するなどヒンディー語と似ていますが、なんと…中性名詞もあるようです!ややこい…絶対無理…笑

テルグ語

テルグ語は、アンドラ・プラデシュ州やテランガナ州で公用語として指定されています。ただ、テルグ語話者自体は、お隣のタミルナードゥ州やカルナタカ州などにも存在します。

テルグ語の文字引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B0%E8%AA%9E

もう、テルグ語は、くるくるくるくるーっていう文字で可愛いですね。ヒンディー語などのインド・アーリア語族とは異なり、ドラヴィダ語族に属するためこんなにも違うのですね。

タミル語

タミル語は、タミルナードゥ州で公用語として指定されており話者はポンディシェリーにも存在します。ポンディシェリーでは公用語なのかどうかちょっとわかりませんでしたが…ちなみにポンディシェリーはフランス領なので他の街とは少し違った町並みが広がります。

実は、タミル語はスリランカやシンガポールでも話されており両国では国語とされています。テルグ語と同じく、インド・アーリア語族ではなくドラヴィダ語族に属しています。

タミル語の文字引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%AB%E8%AA%9E

タミル語の文字は、テルグ語がくるくるくるくるーという形なのに対して少し流れをもたせたような文字になりましたね!(主観)

まとめ

さて、今回はインド国内の言語の種類やどの地域でどんな言語が話されているのか?についてまとめてきました。自分の行く予定の地域の言語はわかったでしょうか?

例え一言二言でも、現地の言葉を話せると色々と役立つと思いますのでぜひ覚えていってみてくださいね。