【インドに行く前に】知っておきたい狂犬病の話

インド の犬

こんにちは、さいのです。

インドに行こうとしている方は、狂犬病について少しは聞いたことがあるのではないでしょうか?かくいう私も初めてインドに行った時に犬に甘噛みされて戦々恐々としたのを覚えています。

今回は、そんな狂犬病について知っておいた方が良い情報をまとめました。

狂犬病とは?

コップに入った水Photo by Pixabay from Pexels

狂犬病とは、犬や猫、サル、コウモリなどの野生動物に噛まれる、引っ搔かれるなどしてできた傷から狂犬病ウイルスが体内に入ることによってかかる感染症です。狂犬病ウイルスは、狂犬病ウイルスに侵された野生動物の唾液中に高濃度に含まれています。

感染してから発症するまでの潜伏期間は長く通常は1〜3ヶ月ほどで、発症すると神経系に異常を来し発熱、筋肉痛、倦怠感、不安感、幻覚、痙攣発作や麻痺といった症状がでてきます。また、水の摂取を避けることから恐水症とも言われています。発症した患者はほぼ100%の致死率という大変恐ろしい病気です。

参考:狂犬病とは – 感染症・予防接種ナビ
   狂犬病とは – 国立感染症研究所

インドは発症者の多い要注意地域

世界の狂犬病発生地域引用:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/pdf/03.pdf

そんな恐ろしい狂犬病ですが、インドは上の世界地図では、「狂犬病発生地域(死亡推定者100人以上)」の地域に指定されています。ちなみに、日本は狂犬病の発生が認められない狂犬病清浄地域に含まれています。

インドなどの海外に行って、狂犬病に感染・発症してしまう人は私達の知らないだけで存在しています。ニュースの記事を貼っておきますね。

インドで犬に甘噛みされた話

インドの犬

Photo by Vignesh Moorthy on Unsplash

冒頭でも少し触れましたが、かくいう私も初めてインドに行った時に犬に甘噛みをされたことがあります。私は、ボランティアに参加していてヒマーチャル・プラデーシュ州の山あいの辺鄙な村に滞在していました。

ある日日本人数人とともに周辺の民家へ遊びに行った帰り、大勢の子犬と母犬と出会いました。私は子犬が可愛すぎて触ったり撫でたりしていました。すると気づかないうちにわたしの手首を母犬が咥えていて…

手首を見ていると、傷というほどの傷になっておらず少し赤くなっていただけでした。血が出ていなかったのでその時は大丈夫だろうと判断し、帰って手首を石鹸で洗って消毒するにとどめその後2週間後くらいに帰国後に病院へ行き暴露後のワクチンを打ちました。

でも、今考えるとこの時の判断、間違っていたかなあと思うのです。。今はもうはっきりと覚えているわけではないのですが、赤くなっていただけでも目に見えない傷がもしできていたら…?今回はたまたま犬が狂犬病にかかっていなかっただけなのでは…?

甘噛みされただけだけど、大丈夫かなあと心配して誰かに頼ってもネットや他人は無責任です。狂犬病になるなんて、きっとそんなことが自分や目の前の人に起こるはずがない。そう思えちゃうんです。でも、万が一感染していた場合は100%死に至るんです…私は、心配してもしすぎることはないと思っています。なので、甘噛みでもなんでも病院行きましょう。

狂犬病の予防と対処

医者と注射

狂犬病ウイルスを発症しないための予防としては2種類あります。噛まれる前にワクチン注射をする暴露前接種と、噛まれた後すぐに接種を始める暴露後接種です。

暴露後接種

野生動物に噛まれた場合は、石鹸で十分に傷口を洗い24時間以内に暴露後ワクチンを接種する必要があるので急いで病院に行く必要があります。また、ワクチン接種は日を空けて複数回打ちます。

暴露前接種

デリー、ムンバイ、バンガロール…など大きな都市にいる人は病院にすぐに行けますが、もしインドで滞在する場所が辺鄙な場所ですぐに病院へ行けない可能性がある方は渡航前に予防接種をしておいた方が良いと思います。ただ、間隔を空けて複数回打つため半年〜1年ほど時間がかかってしまうのと値段が高いのが難点です。

予防接種をしたとしても、噛まれた場合には暴露後接種も必要です。ただ、予防接種をしていることで暴露後接種の回数が少なくなったり、暴露後すぐに病院に行けなくても多少は発症が予防される期待が持てるとされています。

インドでは犬に近づかない

インドに行ったら、犬に近づかないことも大事です。日本では、犬は可愛い動物ですがインドでは命をとられる危険がある…と思えばうかつには近づかなくてすみます。撫でない、触らない。食べ物を持っていると寄ってくることもあるので注意が必要です。

海外保険に入っておく

海外保険に入っておくのも忘れないように、ですね。実際にインドで病院に行った方の料金を見ると日本と比べて高額な値段ではありませんが、払ったお金が返ってくるなら入っておいたほうが良いですね。

個人的な話をすると、私はエポスカードのクレジットカードの海外保険なんですが。以前お腹痛くて病院行きたかった時、日本人のオペレーターと話すことができて少し感動しました。不安になった時に日本語で、ここの病院に行って下さい、って指示してもらえるのすごく安心して助かったからです。

まとめ

旅する男性Photo by Philipp Kämmerer on Unsplash

ここまで、狂犬病についてまとめてきました。今回の記事に貼り付けた記事のように海外で感染してしまった人も、狂犬病について知らなかったわけではないんじゃないかなと思います。(知らなかった可能性もあるんですけど…)

そういう、知らなかった、とか、自分は大丈夫だと思った、とかそういう理由で発症してしまうのってとても悲しいですよね。噛まれた後にすぐにワクチンを接種すれば高い確率で助かる命です。

それだけ、危機管理を持って生活・旅をしたいですね。と自戒も込めて今回の記事を終わりにします。